ANSYS workbenchで3D構造を作ってみる

シミュレーション

ANSYS workbenchのジオメトリ機能(SpaceClaim)を使って、流体シミュレーションに使うための簡単な3D構造を作ってみようと思います。

Workbenchでジオメトリを作成

workbenchを起動して、ジオメトリを選択、プロジェクト概念図に放り込みます。

プロジェクト概念図のジオメトリを右クリックして、新規SpaceClaimジオメトリを選択します。

SpaceClaimはANSYS系のCADで、ノンヒストリーのCADです(ノンヒストリー=編集の履歴が残らないため直感的操作に向いている)。素早く手軽にモデリングできるので、初心者でも扱いやすいですが、旧来からのヒストリー系のCADユーザは若干抵抗があるかもしれません。普通に使いやすいので一度試してみるのが良いと思います。

二次元図を描く

まず二次元図を書きます。スケッチ>円 を選択して、平面上に適当に円を描画します。
そのほかにも、矩形など様々な形状を描画できます。

三次元に押し出し

スケッチした二次元絵を押し出します。スケッチ>プルで、さきほど描画した円をクリックした状態でマウスカーソルを移動すると、その方向に押し出しができます。寸法修正も可能です。

面に名前を付ける

面に名前を付けます。スケッチ>選択 で面を選択できるようにして、円柱の上面を選択します。
上面が選択された状態で、左側のグループタブの「NSを作成」ボタンをクリックすると、グループが作成されるので、任意の名前を設定します。ここでは、ガスの入り口としたいので「inlet」としました。

同様に、底面の名前をoutletと設定しました。

保存

出来上がった構造を保存します。ファイル > 名前を付けて保存 を選択します。

任意のフォルダに、名称を指定して保存します。ANSYS系のソフトウェアでこの構造を使う場合はSpaceClaimファイル(.scdoc形式)で出力しておけば大丈夫です。

このようにして、CADで3D形状を出力することができました。次は、この構造を使ってFluentMeshingでメッシュを作成していきます。

Images used courtesy of ANSYS, Inc.

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