ANSYS FluentでXYプロットを書いてみる

シミュレーション

ANSYS Fluentでは、得られた結果をXYプロットと呼ばれるグラフ形式で出力することが可能です。

本稿では、Fluentでラインプロットを作成し、ラインプロットをテキストファイルに出力してみます。

ラインの作成

XY Plotという項目をダブルクリックします。

New Surfaceのプルダウンから、Line/Rakeを作成します。

Lineを作成するために、画面上のコンター図などから座標値を取得します。

Select Points with Mouseをクリックします。

今回は、ANSYS Fluentで物性値を座標依存で変えて計算してみる、にて作成した結果のプロットを作成してみます。

右クリックで2点を選択すると、それぞれの座標が取得されます。

この2点間を繋ぐようにラインが作成されます。

マウスで取得した座標を目安として使って、x,y,z座標を整理します。

たとえば、yz座標を固定してx座標だけ動かしてラインを引くのであれば、上記の例のようにy,z座標は一定値とするべきです。

プロットの出力

作成したラインのプロットを作成します。

今回は、ライン上の圧力(Statics Pressure)を出力してみます。

Plot Directionにおいて、1と指定した方向に対して結果が出力されます。

今回は、x座標に対して圧力を出力させます。

Write to Fileのオプションにチェックを入れると、テキストなどの形式でファイル出力が可能です(✓を外すと、Fluentの画面上にプロットが表示されます)。たとえば、result.txtなどと形式を指定して保存すると以下のようになります。

出力されたテキストファイルの例です。

左側にx座標が、右側に圧力が出力されます。

結果をエクセルでプロットしたものがこちら。

見慣れないフォントですが、パワーポイントに標準で搭載されているBahnschrift SemiBold Condensedというフォントを使っています。ちょっと洒落て見えます。

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