電気自動車
EVが一番普及しているのはどの国?

EVに関する情報収集をしていると、「ノルウェーが最もEVが普及している」という記事を読んだ。本当だろうか。
自動車登録数に占めるEVの割合は、ノルウェーの自動車のうちEVは28.8%と、日本の0.4%と比較しても飛びぬけている事がわかる。
トヨタのC-HR EV、ガソリン車との違いは?全固体電池は?

トヨタ初の本格量産EVが上海モーターショーでお披露目となった。
コンセプトカーではなく、2020年に中国向けに発売する市販車。 「EVで後れを取っている」と散々言われ続けたトヨタが、巻き返し図るためのEV市販車をついに発表した。
公開されたのはC-HRのEVモデル。C-HRは日本でも販売され、爆売れしている小型SUV。
今回は、発表内容からこのC-HR EVの性能等を予測した。
EVがガソリン車に追いつくのは2035年

EVの普及が進むといわれている昨今。
実際のところ、今後EVはどの程度普及するのだろうか。
自動車関連に従事している方は「EV化が進むと自分の仕事がなくなるかもしれない」という危機感から、関心の高いテーマでもあると思う。
今後、自動車のパワートレーンのトレンドがどのように移り変わっていくのか。私なりの見解をまとめた。
トヨタのEV開発は片手間か?本命は変わらずFCV

2016年、トヨタがEVの開発を進めると発表された。
2020年までに量産体制を整えるとの事。社内ベンチャーでの開発を進めたいそう。これはスピード感を持って車両開発を進めたいという意思の表れであろう。
2017年の今、EVを買って良いのか?

私は今、EVの購入を検討している。
今乗っている車両の燃費をざっと計算してみると、5.6km/L程度であったこと、そして昨日給油した際のガソリン価格が150円/L(ハイオク)であったためだ。
そこで、自技会の年報を引っ張り出して来て、EVが今どの程度普及しているのかを見てみた。
LiDAR
自動運転用LiDAR開発 先行しているメーカーは?

自動運転実現のネックと言われているのが、 センシング技術 「LiDAR(ライ ダー)」。 レーザーを照射し散乱光を測定、 対象までの距離や性質を分析するもので、 自動運転における周囲の車両や物体を認識する 「目」 としての機能を果たすもの。
全固体電池
QuantumScapeの全固体電池は何が凄いのか。他社全固体電池と比較

米・ベンチャー企業、QuantumScapeは2020年末、同社の全固体電池の性能評価結果を公表した。
その結果からは、驚異的な性能が垣間見える。
他社の全固体電池や、液系の現行リチウムイオン電池と比較して紹介する。
ソフトバンクの次世代電池は何が凄いのか【リチウム空気電池・MI】

ソフトバンクは2021年11月プレスリリースを出し、次世代電池の開発で大きく前進したと発表した。
ただ、プレスリリースは出ているものの、そのほとんどが共同研究であり、ソフトバンク自身が何を成し遂げたのかが見えにくい。
今回は、ソフトバンクが共同研究先と共に取り組む3つの技術について解説する。
NIOの全固体電池の性能は?パナソニック、CATL、トヨタの電池と比較

中国の自動車メーカーNIOは、2022年末から2023年前半にかけて、NIO ET7に全固体電池を搭載すると発表した。
NIOの全固体電池の性能はいかほどなのか、QuantamScapeやトヨタの全固体電池と比較して何が違うのか、などを解説する。
全固体電池 一番進んでるメーカーは?

EVに搭載されているLiイオンバッテリー(LIB)の代替・革新型電池として期待される「全固体電池」。
LIBの電解質を固体にし、安全性を増し、高容量化が可能になると期待されている。
日本国内でも全固体電池開発の開発は活発であるが、どの企業が最も先行しているのであろうか?
今回は、特許出願件数からその動向を予想した。
米国における全固体電池開発のプレゼンス

全固体電池開発競争が加速している。全固体電池含めた次世代電池の材料開発は日本のお家芸であるが、近年アメリカ(米国)の全固体電池研究の成果が報告されている。
研究成果は大学から発表されることが多く、メーカーがどのようなプレゼンスをもっているかは把握しにくい。
今回、米国における、各企業の全固体電池開発の動向を、特許出願数から調査した。
米国で躍進する全固体電池ベンチャーとは?

全固体電池のプレイヤーは多い。特に、投資体力のある大企業が特許の多くを握っており、トヨタ自動車やサムスン電子がグローバルで先行している。
一方で、自動車OEMなどの出資を受けて全固体電池の開発を担うベンチャー企業も多く存在し、その規模は既にベンチャーと呼ぶべきものではない企業まで存在する。以下に、今後注目すべき全固体電池のプレイヤーをまとめた。
全固体電池、米中韓と日本の比較

全固体電池の材料技術については日本が先行していると考えられているが、近年は中国・韓国企業の製品適用を見据えた発表が目立つ。
全固体電池の研究開発において、日本は国際的に先進的なポジションにいるというイメージがあるが、実際のところどうなのか。
各国の全固体電池研究の進捗を推測するために、日本、米国、中国、韓国、ドイツについて、全固体電池関連の論文数の推移を調査した。
液系電池
トヨタのバイポーラ型ニッケル水素電池は何が凄いのか、リチウムイオン電池・全固体電池と比較

2021年式アクアに搭載されるバイポーラ型ニッケル水素電池。
これまでトヨタのハイブリッド車に用いられてきたニッケル水素電池と何が異なるのか、リチウムイオン電池と比較して良いのか悪いのか、全固体電池との違いは何か、など疑問が沸き上がる。
言葉を選ばず簡単に言うと、トヨタがHEV用電池に未だ使っているニッケル水素電池を、より省スペースでたくさん積めるように工夫したもの、といえる。
CATLのリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは何が凄いのか。全固体電池などと比較

中国最大の電池メーカーCATLはリン酸鉄リチウム電池の生産で世界的に圧倒的なシェアを握っており、普及に全力を挙げている。
このリン酸鉄リチウムイオン電池とは何か。
簡単に言うと、ニッケルやコバルトなどの高価な素材の代わりに、鉄とリン酸を使用した廉価版リチウムイオン電池だ。
CATLのナトリウムイオン電池とは何が凄いのか。Liイオン電池、全固体電池と比較

CATLとしてよく知られているContemporaryAmperex Technology Co.、Limitedは、中国の寧徳に本社を置く世界的なエネルギーソリューション企業で、市場の30%を獲得、リチウムイオン電池を、テスラやヒュンダイを含む世界中のEV自動車メーカーに提供している。
CATLは2021年7月29日、ナトリウムイオン電池(NIB)の商用化を開始する発表した。
この「ナトリウムイオン電池」のニュースの背景は、簡単に言うと「リチウムが獲れなくなるかもしれないので大量に取れそうなナトリウムで電池つくった」というものだ。決してLi系電池を凌駕する性能を持つものではない。
CATLが商用化を始めるナトリウムイオン電池について解説する。
リチウムイオンバッテリー関連市場は今後どうなる?

リチウムイオン電池関連が投資家に注目されていると報道されている。
電池の今後のトレンドに興味を持って頂いた方の参考になるよう、私が昨年から情報収集してツイートしていた内容を簡単にまとめておく。
自動車業界動向
2040年、自動運転車時代にメーカーが生き残るために

現在、各社がこぞって自動運転車の研究開発を続けている。
様々な課題はあるものの、自動運転がいずれ実現するという見方は強い。マッキンゼーのレポートでも、自動運転は2020年代の前半から徐々に普及し、2030年時点で約15%、2040年には90%に達するとされている。つまり、20年後、私たちは運転する必要がなくなる。
将来の自動車業界構造

乗用車の電動化、自動運転技術の普及が進む中、今後の自動車業界がどのような形になるのか、ボストンコンサルティンググループ(以下BCG)が予想している。
排ガス規制の歴史

2015年、排ガス規制を逃れるためにVWが不正ソフトを使用している事が判明し、厳罰に処され話題になった。当時、販売台数で世界首位となり絶好調だったVWに対する「見せしめ的な仕打ち」だったように筆者には写っている。自動車業界では往々にして、出る杭は打たれるのである。
ただ、この件について、そもそも排ガス規制とは何か?をきっちりと理解していない節もあったので、ネットでいろいろと調べてみた。
今後、生き残る自動車メーカー

21卒の就職活動が始まり、Youtubeにも「企業の将来性をどう判断すべきか」という就活動画が出回っている。
要するに「安泰な会社ってどこ?」という話である。
そんなテーマを扱った動画の1つに、面白いものがあったので紹介したい。
結局、エンジン車は無くなるのか

内燃機関エンジン(ICE)搭載車がなくなる、と囁かれ始めたのは2010年代中盤頃だ。
ことの発端は、VW(andボッシュ)の排ガス不正問題で、欧州メーカーはこぞってEV戦略を明確に打ち出し、これからEVが来る、という流れに繋がっている。加えて言うと、EV化戦略には脱石油(=脱中東)と、脱旧世紀自動車(=脱アメリカ)を狙う欧州の戦略が見え隠れしている。
燃料電池
燃料電池自動車(FCEV)が普及しない2つのシンプルな理由

水素で発電し走る燃料電池車(FCEV)、実際のところ普及するのだろうか。
FCEVの代表的車種であるMIRIAの新型が発表された当初、デザインが非常に魅力的で「これは!!」と期待に胸を膨らませた。航続距離も伸び、機能も充実、燃料電池自動車の普及が大きく進むのではないかと期待した。
ところが、2020年12月にMIRAIがフルモデルチェンジし発売、年間販売台数の目標を3万台(目標2500台/月)としているが、2020年12月の国内販売台数は実績278台/月、2021年3月は実績241台/月と大幅に下回っている。
私自身、燃料電池には深い思い入れがあり、この技術が普及することを強く願っている。ただ、厳しい現実も直視すべきだ。
なぜ、燃料電池自動車(FCEV)の普及が進まないのか。2つのシンプルな理由で説明する。
中国の政策はEVから燃料電池にシフトする

欧州・中国を中心に、排ガス規制に伴う自動車の電動化が進んでいる。
世界最大の自動車市場である中国では「NEV規制」と呼ばれる国策によりEVに助金が充てられ、年間125万台(2018年)のEVが販売されている。今後も中国でのEVの伸びは続くと考えられる一方で、EVの補助金政策の転換を図っている中国政府は、燃料電池車(FCV)に注目し始めている。
2018年5月、中国の李克強首相が日本を訪問した際、北海道苫小牧市のトヨタ自動車北海道の工場を視察、水素自動車「MIRAI」に興味を示したことがきっかけと報道されている。
【FCEV】燃料電池メーカー、研究開発で先行するメーカーは?

2020年には新型のMIRAIが発売されるなど、燃料電池と水素社会に対する期待は大きくなるばかりである。中国が燃料電池に本腰を入れていること、また最近流行りのカーボンニュートラルの観点からも、燃料電池の市場は今後も拡大することは間違いない。
一方で、サプライヤーを含めて、燃料電池関係のメーカーとして将来性のある企業がどこなのか、業界の外からは見えにくい。
今回は、燃料電池関連の特許出願数から、燃料電池で先行するメーカーを調査する。
コメント