ANSYS Fluentの結果出力では、温度はケルビン単位で出力されます。これを馴染みのある℃に変換して表示してみます。

ご覧の通り、デフォルト表示はKです。
これを℃に変換するために、T[K]-273.15とする関数を定義します。

User-Defined > Custom で、Custom Field Function Calculator を起動します。
右側のSelect Operand Field Functions from にて、Temperature > Static Temperature を選択しSelectを押すと、左上のDefinition欄にtemperatureが追加されます。
あとは、電卓の要領で、-273.15を入力し、New Function Nameに適当な名前をつけて、Defineを押下すると、単位を℃とする温度の関数が定義されました。

この温度のコンター図を表示します。
先ほど定義した関数は、Custom Field Functions > temperature_degc(任意の名前) に追加されていましたので、これを表示してみます。

これで、温度を℃で表示する事ができました。
℃で表現することで、その温度の高低が判断しやすくなります。
同様の方法で、任意の点における圧力/温度の値をプロットしたり、電流値をA→mAに変換したりといった、表示する単位を任意に制御できます。
Images used courtesy of ANSYS, Inc.
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