このブログの情報源

雑記

Googleなどで検索をしても、意図したような技術情報が得られないことは多々あります。そんなときに、参照できる技術情報源を紹介します。

技術的な調査や情報収集に役立つサイトは数多く存在しますが、筆者が特に有用と感じているサイトをいくつか紹介したいと思います。筆者が普段の業務やブログ記事作成のために情報のソースとしているサイトなどです。

企業公式サイト

企業公式サイトは、無料で閲覧できる情報源としては最高の情報の宝庫です。

最新の製品情報や技術仕様、発表資料など、信頼性の高い情報源から直接情報を得ることができます。また、企業の研究開発動向や事業戦略に関する洞察も得られるため、業界のトレンドを理解するのに役立ちます。

論文検索

原著論文やレビュー論文も、最新の研究を調査する際には必要な情報源です。

最新の研究成果や学術的な進歩に直接アクセスできます。arXivやGoogle Scholarなどのプラットフォームを利用することで、特定の技術分野における最先端の知識や理論を学び、自身の研究や開発に応用することが可能です。

論文検索は、分野やジャンルによって利用するサイトが異なりますが、筆者がおもに扱う工学系の論文では、scopusやsciencedirectを利用することが多いです。論文検索については以下の記事でも解説しています。

ニュースサイト

業界の最新ニュースやトレンド、重要なイベントの情報を迅速に得ることができます。また、異なる視点からの分析やコメントを通じて、より幅広い理解を深めることが可能になります。

海外のニュースサイトは世界中の最新の技術トレンド、ビジネスニュース、政治、文化など幅広いトピックに関する情報を提供し、技術調査や情報収集に非常に役立ちます。特に技術分野においては、革新的なアイデアや新技術の発表、業界の動向などを追う上で重要な情報源となります。

海外のニュースサイトは、米国や中国など海外からみた視点での記事が多く、独自目線の情報が得られます。機械翻訳の精度が高い今、日本語サイトに限定して情報を得る必要もなくなってきています。

日経ビジュアルデータは、日々データを基にしたニュースを更新しています。製品ごとの世界シェアも、このサイトから情報を得ているものもあります。

証券会社

企業の財務情報や業績データ、市場の動向など、経済的な視点から技術トレンドを分析するための情報を提供します。投資家やアナリストのレポートを通じて、業界の将来性や成長ポテンシャルを評価することができます。

レポートの質はピンキリです。発行頻度も低いため、頻繁にチェックする必要はない情報減です。

公的機関

政府や国際機関が提供する統計データ、政策情報、研究報告書などを通じて、技術開発に影響を与える社会経済的な要因や規制の情報を得ることができます。これにより、技術戦略を立てる際の重要な判断材料となります。

公的機関の情報は、企業の研究開発動向が思わぬ形で見れたりする面白い場所です。公的資金(税金)で研究する企業は、その成果の全部あるいは一部を公開する必要があり、それがNEDOなどの報告書データベースで公開されています。

特許情報

特許情報も重要です。企業の研究開発動向を知りたい場合や、技術説明用のちょうどよい図を探すときにも使えます。

J-PlatPatはたまにメンテナンスで使えないタイミングがあるので注意が必要。

クチコミサイト

企業の文化や労働環境、給与水準など、就職や転職を考える際に有用な情報が得られるのがクチコミサイトです。企業を形作るのは人です。企業の内部からの声を通じて、その企業の技術力や取り組み姿勢を間接的に知ることができます。

glassdoorは海外の口コミサイトで、世界中の企業の口コミが閲覧できます。海外口コミはグチと経営者への提言が多く、企業の体質や強みなどの情報が得られにくいのが難点です。

日本のopenworkは、日本企業に限って言えば非常に有用な情報が満載しています。企業の強みや弱みなど、内側から見たときの情報が多く、その企業体質を知るには最も使える情報源です。

個人サイト

個人ブログやポートフォリオサイトからは、特定の技術に対する深い洞察や個人的な経験談、実践的なノウハウを得ることができます。また、個人の視点から見た業界分析や技術評価は、大手メディアでは得られないユニークな情報源となり得ます。

私自身、工学系のCAEを生業としているため、個人サイトの情報も専門分野に偏りがちです。

Youtube

動画は情報源として非常に価値があります。YouTubeチャンネルは、学習資料、チュートリアル、最新技術のデモンストレーション、専門家による解説など、幅広いコンテンツを提供しています。特に技術分野においては、理論だけでなく実践的なスキルの習得にも役立ちます。

Youtubeは、学術レポートよりも理解しやすい形式で、重要な情報を開示してくれる場合もあります。

まとめ

以上のような情報源から、筆者も情報収集をしています。

ご参考になれば幸いです。

雑記
この記事を書いた人

某自動車メーカー勤務、主に計算系の基礎研究と設計応用に従事してます。
自動車に関する技術や、シミュレーション、機械学習に興味のある方に役に立ちそうなことを書いてます。

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