自動車業界

自動車業界

テスラの低価格EVモデル2、発表は2025年後半?

コードネーム「レッドウッド」として知られるテスラのコンパクト車両「モデル2」は、小型の電気自動車として約400万円以下という価格設定が成されるとされています。 本稿では「モデル2」について、デザイン、技術的特徴、価格設定、予想される販売戦略、そしてテスラがこの新モデルによ...
自動車業界

ホンダと日産の協業をみて思うこと

ホンダと日産は、「自動車の電動化、知能化に向けた戦略的パートナーシップの検討開始に合意し、基本合意書を締結」しました。この協業を見据えた合意を見て、同じ自動車業界で働く一人として筆者がおもうことを書きたいと思います。 具体的な内容は何も決まっていない ...
自動車業界

なぜテスラは4680セルで環境負荷の高い人造黒鉛を使うのか?

テスラ社が自社製造する4680バッテリーセルにおいて、負極材料として人造黒鉛を使用していることが確認されました。リチウムイオンバッテリーの負極材料として一般的に使用される黒鉛は、多くの場合、天然資源から採取されますが、テスラは価格が高く環境負荷も大きいとされる人造黒鉛を選択。こ...
燃料電池

ホンダの第二世代FC(燃料電池)システムへの一考察

ホンダが、水素燃料電池システムを外販するようです。 同時に、第二世代と呼ばれるホンダの燃料電池市システムも公開され、注目が集まっています。 本稿では、筆者の一考察を交えながら、ホンダの第二世代燃料電池システムについて解説します。 燃料電池とは 燃...
自動車業界

STANDARD ENERGYのバナジウムイオン電池は何が凄いのか?

STANDARD ENERGY社は、エネルギーストレージシステム(ESS)向けにバナジウムイオン電池を開発しています。 聞きなれない「バナジウムイオン電池」とは一体何なのでしょうか。 バナジウムイオン電池とは バナジウムイオン電池(VIB)は、...
車載電池

LGESの電池事業は困難に直面している

LGエネルギーソリューション(LGES)は、車載電池の世界シェア3位につける電池メーカーです。一方で、2023年は売上の減少、電池価格の下落、そして中国勢との競争激化という三重の逆風に直面しています。 本記事では、LGエネルギーソリューションがこれらの課題にどう対処し、将...
車載電池

テスラの電池用ドライ電極は何が凄いのか?

テスラが開発したドライ電極技術は、リチウムイオン電池の製造プロセスを大きく変える可能性があります。従来の電極製造方法は、スラリー溶液を用いており、これには多くのエネルギーと時間が必要でした。しかし、テスラはこのプロセスを一新し、ドライ電極技術を負極に適用することで、製造時間の短...
自動車業界

BYDはなぜ強いのか?

近年、EV市場は目覚ましい成長を遂げています。中でも、中国の自動車メーカーBYDは、テスラを抜きEV販売台数で1位に躍り出るなど、自動車業界にその名を轟かせています。 BYDの成功の要因は、手頃な価格設定と、独自の技術開発による高いコストパフォーマンス、そして国内外での積...
自動車業界

EVシフトの減速は今後も続くのか?

EVシフトの将来性についての検討は、多角的な視点からアプローチする必要があります。最近の動向を見ると、EV市場の成長が鈍化している兆候が見られますが、これは一時的な現象なのでしょうか、それとも長期的なトレンドの始まりなのでしょうか。 EVシフトの減速は今後も続くの...
自動車業界

マグネシウムを用いたギガキャストは実現するか?

ギガキャストは、テスラが導入した自動車ボデー製造のための技術で、アルミニウムの大型鋳造品を製造し、自動車ボデーとするものです。 アルミニウムの代わりに、より軽量なマグネシウム合金を使用したギガキャストが検討されています。マグネシウムのギガキャストは、自動車の軽量化とコスト...
自動車業界

トランプが当選すると、EV政策が減速するのか?

2024年の米大統領選の結果は、米国のEV政策の未来に大きな影響を与える可能性があると考えられます。 トランプ氏のEV政策(グリーン・ニューディール)に対する考え方をまとめておきます。 トランプはEV政策を任期初日に覆す もしトランプ前大統領が...
自動車業界

XPENG AEROHTの「空飛ぶ車」とその開発課題

「空飛ぶ車」は、今後10年間で技術開発と法整備が進むと見込まれている技術分野です。 中国の自動車メーカーXPENG(シャオペン)の子会社であるXPENG AEROHTは、電動の空飛ぶ車を開発しています。特徴的なのは、個人ユーザの使用をターゲットにしている点と、2025年に...
自動車業界

トルコの自動車メーカーTOGGとは?市場シェアと展望を解説

TOGG(Türkiye'nin Otomobili Girişim Grubu)は、トルコの自動車メーカーで、トルコのエルドアン大統領による自動車ブランド計画に基づいて設立されました。TOGGは現在、T10XとT10Fという2つの車種を展開しており、2023年には28,000...
自動車業界

数値で見る中国自動車市場の今と未来

中国の自動車産業が成長を続けています。特にEVやハイブリッドを含むNEV(New Energy Vehicle*)の販売が伸びており、伴って中国から諸外国への輸出も増加しています。 この記事では、実際の数値を見ながら、中国における自動車産業の現状と展望を見ていきます。 ...
燃料電池

水素をつくる水電解装置、今後主流となるのは?

水素は持続可能なエネルギー源として注目されています。電気エネルギーで水素ガスを生産する「水電解」技術が近年実用化されつつあり、再生可能エネルギー源から生成された電力を使用して、環境に優しい方法で水素を生産することが期待されています。 この記事では、今後主流となると考えられ...
燃料電池

米国の水電解、「補助金」の条件が厳しすぎる

最近、アメリカ政府は水素エネルギーの生産を促進するための新しいルールを発表しました。ここでは、この政策がどういうものか、そしてそれが直面している課題について簡単に説明します。 米国における水素製造「補助金」の条件 バイデン政権の設けた新指針は、水素を...
自動車業界

ロームのSiCパワー半導体

ロームはパワー半導体の研究・開発に注力しており、特にSiCパワー半導体の強みを持って競合他社との競争に勝っています。また、東芝との共同生産や経済産業省による支援など、パワー半導体事業の拡大に取り組んでいます。 本記事では、ロームのSiCパワー半導体事業について解説します。...
自動車業界

Huawei(ファーウェイ)の自動車事業戦略

Huaweiは米政府の輸出規制によりスマートフォン事業に打撃を受け、その新たな収益源として自動車関連事業に注力しています。 本稿では、ファーウェイの自動車事業戦略を俯瞰してみます。 ファーウェイは新たな収益源を自動車関連事業に求める ファーウェ...
自動車業界

タイの自動車産業と電動化の動き

「アジアのデトロイト」と呼ばれるタイは、EV化の波にもうまく乗ろうとしています。 中国企業などの資本を国内に誘致し、工場建設や技術の取り込みをうまく進めています。 本稿では、タイの自動車産業の動きと、今後の見通しを解説します。 タイは世界10位の自動車...
車載電池

大日本印刷(DNP)の電池用パウチは何が凄いのか

リチウムイオン電池の部品であるバッテリーパウチ。パウチの世界シェア1位にあるのが大日本印刷(DNP)です。 DNPがなぜ世界シェア1位の座を守り続けられるのか、業界の目線から解説します。 大日本印刷(DNP)とは 日本の大日本印刷(DNP)は1...
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