自己啓発本、私が選んだ1冊

技術者のキャリア

社会人になると、「仕事のコツ」を説いた自己啓発本をいろいろ読みたくなります。

よく言われているように、自己啓発本はたくさん読んでも意味がないことが多いです。

基本の1冊を選んで、それを実践していくのがよいとされています。

ここでは、私がバイブルとしている自己啓発本を1冊だけ紹介します。

結論

99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ 決定版

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この本が、私の棚に唯一残っている自己啓発本です。

会社員として生きていくために、意識するべき事柄が綺麗に並んでいます。

KindleUnlimited会員であれば、すべて無料で読めます。

読んだのは10年前

この本を読んだのは10年以上前です。それでも、今でもこの本に書いてあることを意識して働いています。

正しくは、読み返すと「あ、いつもやってるコレ、この本に書いてあったのか」という事柄が多いです。

せっかくなので、この書籍から、私が普段から意識してやっていることを紹介します。

相手と言葉を揃える

相手の使う言葉に揃えて話す、ということを意識します。

レストランで「パンにしますか?ライスにしますか?」と聞かれたときに「ごはん」と答えたのに「ライスですね」と言い直されたら、少し腹が立ちます。

相手の言う言葉に合わせて話すことも、コミュニケーションでは大切な心掛けです。

「とりあえず」ではなく「まず」という

「とりあえず」ではなく「まず」と言う、これはこの本で知ってから、ずっと意識するようにしています。

「とりあえず」のやっつけ仕事だという印象を付けないために、「まず」「次に」と言うようにします。

席順に配慮する

対立したくない相手の横に座る、を強く意識しています。

会社であれば、偉い人の隣に座る、正面には座らない、を極力心がけています。

要点を先に言う

「要点を先に言う」ことも、意識しないと忘れがちになる点です。

日本語は構文上、どうしても結論を後に、周辺情報や理由を前に持ってくる傾向があります。

ビジネスでは「要するに何が言いたいのか」を先に述べるようにしています。

ホワイトボードを使う

「優秀なヤツは、若手中堅ベテランに限らず、議論の最中に立ち上がってホワイトボードに書き始める。」

著者はこの法則がほぼ100%当てはまると書いています。

私もそう思います。

会議で空中戦を避けるために、ホワイトボードに書いて整理することは常に意識したいところです。

会議後のアクションはその場で決める

会議後のアクションは、その場で、なるべく具体的に決めます。

締め切りは日付・時刻まで決める、担当者は誰かも人物まで指定するようにします。

その方が、あとで考える必要がなく、楽だから、という理由でやるようになりました。

メールの件名「~について」

メールの件名に「~について」とつけるのは避けるようにしています。

件名は「内容が判別できるようにすること」を意識して、なるべく具体的な内容を記載するようにします。

社内メールであれば「〇〇会議について」→「資料ください:〇〇会議」といった要領で、体裁よりも「何をしてほしいのか」を明確にするようにします。

一人称は「私」

メールの一人称は「私」とします。

「小生」「小職」など、少しカッコいい響きの単語を使いたくなる気持ちはわかります。

ただ「本来の私ではない誰か」という印象を持ってしまうと、仕事に対する責任を逃れているようにも受け取れます。

「私」からの依頼と、「小生」「小職」からの依頼では、相手の反応も変わります。

感情的なメールは一晩寝かせる

イライラして、感情的なメールを打ってしまうこともあるでしょう。

ただ、そのようなメールは一晩寝かせます。翌朝、クールな頭で読み返して、問題が無ければ送信するようにします。

まとめ

自己啓発本も、たまに読んでみると面白い気づきがあります。

自分にあった一冊を見つけて、月に一回くらい目を通してみる、というのも面白いのではないでしょうか。

技術者のキャリア
この記事を書いた人

某自動車メーカー勤務、主に計算系の基礎研究と設計応用に従事してます。
自動車に関する技術や、シミュレーション、機械学習に興味のある方に役に立ちそうなことを書いてます。

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