量子コンピュータ研究開発、日本の競争力は?

技術系読みもの

量子コンピュータは2025-2030年には実用化が始まり、2040年には量子コンピュータであふれている状態になると言われている。

量子コンピュータ技術は特に防衛に影響するため、量子コンピュータ研究開発が国際競争力に影響するともいわれているが、定量的に評価することは難しい状況だ。

今回は、各国の量子コンピュータ関係の研究開発論文の数から、各国・各機関の競争力を調査した。



論文数(国ごと)

論文数は米国が最も多く、次いで中国、イギリス、ドイツ、日本と続く。

注目すべきは米国と中国である。

科学技術でも対立する米中は量子コンピュータ研究分野でもトップを争っているが、現状米国の方が論文数で勝り、研究をリードしているように見える。

日本に次ぐカナダは、量子コンピュータを真っ先に商用化したD-waveがカナダの企業であることもあってか、量子コンピュータに関する学術研究も盛んなように見受けらる。

論文数(所属機関ごと)

所属機関ごとに論文数をみると、

・Chinese Academy of Sciences(中国科学院)
・University of Science and Technology of China(中国科学技術大学)
・University of Waterloo(ウォータールー大学)

と続く。

中国の研究機関が1,2位を獲得している。

これら研究機関は全固体電池研究の国際競争力でも上位につけており、中国が科学技術研究の最先端に積極的に投資していることがわかる。

残念ながら日本の研究機関はトップ10には入っていなかった。

まとめ

日本は世界的にみると量子コンピュータで5位の立ち位置にいる。

量子アニーリング理論の生みの親が日本人だったり、日本の強みを本来生かせるはずの分野である。

以下、民間企業での量子コンピュータ活用について調査した内容も参考頂きたい。

量子コンピュータが本当にわかる! ― 第一線開発者がやさしく明かすしくみと可能性

量子コンピューティング: 基本アルゴリズムから量子機械学習まで

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