無料でCADなどの機能が使えるソフトウェア、Fusion360を使ってみた。
もともと、仕事ではCADやCAEをガッツリ使っています。
趣味で3Dプリンタ使って何か作ってみたいなぁとか考えていた時、職場の先輩が「無料で使えるCADツールあるよ」と教えてくれたのが、AUTODESKの提供するFusion360。
色々調べてみると、普通にCADとCAEは使えて、お金を積めばトポロジー最適化(ジェネレーティブデザイン)も使える模様。どんな感じなのか、簡単にご紹介したいとおもいます。
使用する端末
端末は、中古で2017年に購入したHP Z800です。
5万円くらいでヤフオクに出ていたものを購入。2009年頃に発売されたワークステーションです。
スペック
・メモリ96GB
・Xeon W5590 3.33GHz
・2プロセッサ
・NVIDIA Quadro FX3800
5万円とはおもえない驚異のスペック。(デカい、電力消費が激しい、冷却ファンがうるさいのでオススメはしませんが…)
最近だと、HP Z820とかZ840とかが中古市場に出回っているようなので、こちらを買った方が良さそう。(そもそも、Fusion360使うのにワークステーションが必要なの?とも思う。普通のデスクトップで動きそうなもです)
Fusion360のインストール
まずは、公式ホームページからインストーラーをDL。アカウントを作成します。
インストールしてFusion360を起動すると、何やら怪しげなサインインのエラーが出ました。
Fusion 360へのログイン時にエラーが発生しました。
このログイン問題の解決法については、このサポート記事を参照して下さい。問題が引き続き発生する場合は、Fusion360ヘルプとサポートフォーラムから弊社にお問い合わせください。
「Fusion360へのログイン時にエラーが発生しました」…
Twitterで同じような悩みを検索していると、
まさしくコレでした。
直前にwindows7→windows10にアップデートした際にタイムゾーンが変わってしまった模様。日本時間に合わせると解決しました。
つかってみる
操作性は普通のCADソフトと変わらないか、むしろ使いやすいくらい。
CATIAやNXというより、ANSYS系のSpaceClaimに近い操作性で、初心者でも比較的使いやすい(?)。
回転操作が若干特殊な印象。
キーボードのShiftキーを押しながら、マウスのホイールをクリックしながら動かすと回転が出来ます。
保存すると、ファイルはクラウド上に保存される模様。
ローカルにFusion360のファイルが保存される事はない。別形式でエクスポートすれば、ローカル保存もできそう。
ファイル>エクスポート
で、ローカルに保存できました。
形式はDWGやDXF、他にもIGESやSATなどなど。豊富な気がします(STLでは吐き出せないのか…?)
一通り使ってみた感じ、案外サクサクできそう。次は、CAE機能を使ってみようと思います。
追記:
Fusion360を低スペックPCにインストールしてみたのですが、普通にちゃんと動きます。
むしろ、古いワークステーションよりも動きが良いような…
もうこの端末の限界を迎えているのかもしれません。
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