CAE解析でミスを連発する人がやるべき対策

シミュレーション

CAE解析はエラーに出会うことが多い仕事です。

しかし、それ以上に“ヒューマン”エラーに出会いやすい仕事だと思います。

私自身、10年近くCAE解析業務をしていますが、昔はよくヒューマンエラーを犯していました。

CAE解析において、ヒューマンエラーを無くす方法を、私の経験も交えて書きます。

スポンサーリンク

CAEにおけるヒューマンエラーの例

・計算条件に違う値を入れてしまう

・意図していない物性値を入れてしまう

・寸法を間違える

・結果処理で異なる値を参照してしまう

ヒューマンエラーによるミスは、CAE結果のミスリードに繋がります。

入れた条件通りの結果が得られます。間違えることがなくなれば、業務効率も格段に上がるはずです。

特に、大規模なCAE解析では、計算時間が1週間などもザラで、一つのミスで1週間まるまる無駄にすることもありました。

なぜかミスをしない人の思考法
この本を読んで、なぜミスをするのか、ミスをなくすためにはどうすればいいのか、とても為になります。

KindleUltimateに登録していれば、読み放題で読めます。

自動化する

最も効果のある方法は、CAE業務を自動化することです。

多くの商用ソフトウェアは、操作を自動化することが可能です。

コマンドベースや操作のマクロ記録など方法は様々です。

参考:ANSYS Fluentの操作を自動化する

マクロやコマンドを保存しておき、パラスタを行う際、マクロファイル内の値を書き換えて実行します。

CAEにおける自動化は、作業時間の短縮だけでなく、操作ミスを減らすことで無駄な計算をしないことによる効果が大きいと思います。

途中経過を確認する

計算時間の長い解析では、必ず途中経過を確認します。

解析が意図したように進んでいるか、収束前の結果からでもある程度読めるはずです。

1週間かかる計算であれば、

週末に計算を投げるのであれば、最初の数iteration や数time stepを見守り、問題がなさそうか確認しておくことも大切です。

紙に条件を書く

意外と効くのがこれです。

エクセルファイルなどに条件を書くよりも、画面外の紙面にメモ書きしたほうが参照しやすく、大事な物性値や条件の数値はメモをしておくとよいです。

重要なポイントを振り返る

計算条件の設定は、考えずに(作業的に)進めると、ヒューマンエラーが起こりやすいです。

応力解析であれば、ヤング率やポアソン比などの物性値の入力を誤ると、結果に大きく影響します。

一方で、熱伝導率の入力を間違えたとしても、結果には影響がないでしょう。

このように、重視すべき項目をきっちり把握して作業する必要があります。

まとめ

極力自動化し、作業する時間を徹底的に減らすことが重要です。

大切なのはCAEをする過程ではなく、得られた結果をどう活用するかです。

無駄を極力排除し、技術的に有意義な時間を過ごせるようにしましょう。

シミュレーション雑記
スポンサーリンク
この記事を書いた人

某自動車メーカー勤務、主に計算系の基礎研究と設計応用に従事してます。
シミュレーションや機械学習を愉しむ方、これから始めたい方に役に立ちそうなことを書いてます。

Montenegro Hasimotoをフォローする
シェアする
mnt_hasi at work

コメント

タイトルとURLをコピーしました