技術系読みもの

技術系読みもの

なぜ日本は台湾TSMC工場の完成を喜んでいるのか?

TSMC(台湾積体電路製造公司、Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)が熊本県に初の工場を建設し、開所式には日本産業界の重要人物が集結しました。 台湾の企業TSMCが日本で工場を開設するわけですが、なぜ日本企業の重鎮が集まる...
技術系読みもの

ASMLのEUV露光装置は何が凄いのか?

現代のデジタル時代を支える重要な技術のひとつに、EUV(極端紫外線)露光装置があります。これは、わずか13.5nmという短い波長を使用して、シリコンウェハー上に数十億のトランジスタを含む微細なデザインを印刷することができる先進技術です。この技術によって、データセンターから自動車...
車載電池

LGESの電池事業は困難に直面している

LGエネルギーソリューション(LGES)は、車載電池の世界シェア3位につける電池メーカーです。一方で、2023年は売上の減少、電池価格の下落、そして中国勢との競争激化という三重の逆風に直面しています。 本記事では、LGエネルギーソリューションがこれらの課題にどう対処し、将...
車載電池

テスラのドライ電極は何が凄いのか?

テスラが開発したドライ電極技術は、リチウムイオン電池の製造プロセスを大きく変える可能性があります。従来の電極製造方法は、スラリー溶液を用いており、これには多くのエネルギーと時間が必要でした。しかし、テスラはこのプロセスを一新し、ドライ電極技術を負極に適用することで、製造時間の短...
技術系読みもの

富士電機のパワー半導体事業はなぜ強いのか?

富士電機は、主に重電系事業で知られる伝統的な企業ですが、パワー半導体分野においても強い存在感を示しています。発電所や変電所、産業用大型機械など、インフラ系を含む幅広い製品と事業を展開しており、特にパワー半導体に注力していることが特徴です。 2022年の世界シェアでは5位に...
自動車業界

BYDはなぜ強いのか?

近年、EV市場は目覚ましい成長を遂げています。中でも、中国の自動車メーカーBYDは、テスラを抜きEV販売台数で1位に躍り出るなど、自動車業界にその名を轟かせています。 BYDの成功の要因は、手頃な価格設定と、独自の技術開発による高いコストパフォーマンス、そして国内外での積...
自動車業界

マグネシウムを用いたギガキャストは実現するか?

ギガキャストは、テスラが導入した自動車ボデー製造のための技術で、アルミニウムの大型鋳造品を製造し、自動車ボデーとするものです。 アルミニウムの代わりに、より軽量なマグネシウム合金を使用したギガキャストが検討されています。マグネシウムのギガキャストは、自動車の軽量化とコスト...
自動車業界

トランプが当選すると、EV政策が減速するのか?

2024年の米大統領選の結果は、米国のEV政策の未来に大きな影響を与える可能性があると考えられます。 トランプ氏のEV政策(グリーン・ニューディール)に対する考え方をまとめておきます。 トランプはEV政策を任期初日に覆す もしトランプ前大統領が...
技術系読みもの

ダイハツ不正は「対岸の火事」ではない

ダイハツ工業の大規模な不正行為が明らかになりました。安全を保証するための車両の認証試験において、意図的に虚偽のデータや手法を使用して国の認証を不正に取得していた、とされています。 このダイハツの不正の原因は「短期開発スケジュールによる現場の負担」とされており、これはダイハ...
自動車業界

XPENG AEROHTの「空飛ぶ車」とその開発課題

「空飛ぶ車」は、今後10年間で技術開発と法整備が進むと見込まれている技術分野です。 中国の自動車メーカーXPENG(シャオペン)の子会社であるXPENG AEROHTは、電動の空飛ぶ車を開発しています。特徴的なのは、個人ユーザの使用をターゲットにしている点と、2025年に...
自動車業界

トルコの自動車メーカーTOGGとは?市場シェアと展望を解説

TOGG(Türkiye'nin Otomobili Girişim Grubu)は、トルコの自動車メーカーで、トルコのエルドアン大統領による自動車ブランド計画に基づいて設立されました。TOGGは現在、T10XとT10Fという2つの車種を展開しており、2023年には28,000...
自動車業界

数値で見る中国自動車市場の今と未来

中国の自動車産業が成長を続けています。特にEVやハイブリッドを含むNEV(New Energy Vehicle*)の販売が伸びており、伴って中国から諸外国への輸出も増加しています。 この記事では、実際の数値を見ながら、中国における自動車産業の現状と展望を見ていきます。 ...
燃料電池

水素をつくる水電解装置、今後主流となるのは?

水素は持続可能なエネルギー源として注目されています。電気エネルギーで水素ガスを生産する「水電解」技術が近年実用化されつつあり、再生可能エネルギー源から生成された電力を使用して、環境に優しい方法で水素を生産することが期待されています。 この記事では、今後主流となると考えられ...
技術系読みもの

芯联集成(UNT)のSiCパワー半導体

芯联集成(United Nova Technology)は、中国の半導体企業です。特に車載のパワー半導体やSiC分野で成長著しい企業で、中国ではSiCパワー半導体の大手に続いてシェア6位に位置しています。 本稿では、United Nova Technologyの技術と、2...
技術系読みもの

直接リチウム抽出法(DLE)とは何が凄いのか?メリットとデメリットを解説

EVが普及するに従い、車載用のリチウムイオン電池に必要な「リチウム」の需要が高まっています。 直接リチウム抽出法(DLE)は、リチウム製造のスピードを革命する技術です。DLEは効率的で環境負荷が少ないリチウム抽出方法として注目されており、今後重要な役割を果たす「ゲームチェ...
燃料電池

米国の水電解、「補助金」の条件が厳しすぎる

最近、アメリカ政府は水素エネルギーの生産を促進するための新しいルールを発表しました。ここでは、この政策がどういうものか、そしてそれが直面している課題について簡単に説明します。 米国における水素製造「補助金」の条件 バイデン政権の設けた新指針は、水素を...
技術系読みもの

パワー半導体メーカー市場シェアランキング

EVの普及によって今後市場の拡大が予想されるパワー半導体。動力部品の電圧昇圧に用いるインバータに用いられるパワー半導体のメーカーの市場シェアランキングを紹介します。 個別企業について、それぞれの企業の取り組みも併せて紹介していきます。 パワー半導体のシェアラ...
自動車業界

ロームのSiCパワー半導体

ロームはパワー半導体の研究・開発に注力しており、特にSiCパワー半導体の強みを持って競合他社との競争に勝っています。また、東芝との共同生産や経済産業省による支援など、パワー半導体事業の拡大に取り組んでいます。 本記事では、ロームのSiCパワー半導体事業について解説します。...
自動車業界

Huawei(ファーウェイ)の自動車事業戦略

Huaweiは米政府の輸出規制によりスマートフォン事業に打撃を受け、その新たな収益源として自動車関連事業に注力しています。 本稿では、ファーウェイの自動車事業戦略を俯瞰してみます。 ファーウェイは新たな収益源を自動車関連事業に求める ファーウェ...
自動車業界

タイの自動車産業と電動化の動き

「アジアのデトロイト」と呼ばれるタイは、EV化の波にもうまく乗ろうとしています。 中国企業などの資本を国内に誘致し、工場建設や技術の取り込みをうまく進めています。 本稿では、タイの自動車産業の動きと、今後の見通しを解説します。 タイは世界10位の自動車...
タイトルとURLをコピーしました