Montenegro Hasimoto

リチウムイオン電池

高エネルギー密度を実現するシリコン負極、いつ実用化されるのか?

リチウムイオン電池は、高いエネルギー密度と長い寿命を持ち、現代の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などに広く使用されています。 電池の性能を大幅に向上させるために、シリコンを活物質とする負極材料が研究されています。 シリコンは、理論比容量がグラファイトの10倍以上...
技術者のキャリア

自己啓発本、私が選んだ1冊

社会人になると、「仕事のコツ」を説いた自己啓発本をいろいろ読みたくなります。 よく言われているように、自己啓発本はたくさん読んでも意味がないことが多いです。 基本の1冊を選んで、それを実践していくのがよいとされています。 ここでは、私がバイブルとしている自己啓...
技術者のキャリア

AIによる自動化はもはや仕事を奪うものではない

現代の製造業において、人手不足が深刻な問題となっています。しかも、この問題は今後もさらに深刻化すると予想されています。 私たちの仕事がAIにより代替される、と煽られているなかで、将来への不安や懸念があることも事実です。 この記事では、AIによる自動化は仕事を奪うもの...
自動車業界

BYDの超低価格EV「Seagulll(シーガル)」を日本のOEMはどう見るか?

中国の自動車メーカーであるBYDは、約150万円のEV、Seagull(シーガル)を発売しました。その商品性は非常に高く、航続距離は300kmを超えます。 EVがガソリン車と同等の価格に至っており、日本のOEMは腕組みをしてみている場合ではなくなっています。 Sea...
技術者のキャリア

私が退職した時の話

転職活動ののち、退職の意思を伝え、実際に退職することは、とくに日本企業では骨の折れる仕事です。 私も、転職経験があり、伝統的な日本企業で働いていたこともあり、退職処理で苦労しました。 この記事では、私の例を紹介します。 退職意思を伝える ...
AI・機械学習

顔・声・セリフ・音楽をぜんぶ生成AIにつくってもらった

昨今の生成AIの進化はすさまじく、これらを活用すればなんでもできるように感じます。 今回は、生成AIを組み合わせて、架空の人物が「AIの将来」をしゃべる動画を作りました。 成果物 Music generated by Mubert この動画、す...
車載電池

チタンニオブ複合酸化物の負極って何が凄いの?

最近、電気自動車が急速に普及していますが、その一方で電池の充電時間が長いという問題が指摘されています。また、電池の寿命も重要な問題とされており、長寿命かつ急速充電性能に優れた電池が求められています。 このような課題を解決するため、研究開発が進められているのが、チタンニオブ...
CAEと機械学習

ChatGPTを含む生成系AIでCAEはどう変わるか?

AIでCAEが変わる、を議論し始めて、気付けばもう7年以上経ちます。 ChatGPTを含む生成系AIが全盛期と言われている今、AIとCAEの組み合わせについて考えてみたいと思います。 生成系AIで、CAEはどう変わるのでしょうか。 生成系AIでCAEは...
全固体電池

各国メーカー20社の全固体電池開発状況

全固体電池は、世界をはじめ、全世界で開発競争が激化しています。 全固体電池に関するNEDOプロジェクト「先進・革新蓄電池材料評価技術開発」の報告書から、全固体電池関連企業をピックアップし、その進捗を独自に調査した内容も含め、各社の開発状況を紹介します。 各国...
技術者のキャリア

上司や同僚との意見の相違 – なぜ起こるのか、どう乗り越えるのか

職場で意見が合わないことはよくあることです。特に技術者の職場では、その問題はより顕著に現れます。 本記事では、上司や同僚との意見相違が起こる理由や、その乗り越え方について考えていきます。 上司や同僚との意見相違が起こる理由 まずは、なぜ上司や同...
技術者のキャリア

英語のできない技術者が最低限の苦しみで国際学会を乗り切る方法

2020年、幸いにも国際会議でのプレゼンテーションの機会を得ました。 査読付きの論文の提出と、オーラルセッション発表。ガッツリ英語が必要とのことで、学生時代に国際学会での発表経験がなかった私にとっては、忙しい中英語の勉強をしつつ自分の業務もこなし、論文を書きレビュアーにど...
技術者のキャリア

技術者が「自分もそろそろ転職かな…」と思ったらやるべきこと

製造業で働く技術者は、ひとつの会社の中で働いていても収入がなかなか上がらないものです。 また、業務も定型化され、慣れてくると仕事のモチベーションも下がってしまいます。 新しい新天地を求めて「自分もそろそろ転職かな…」と思ったら、何から手を付けるべきなのでしょうか。 ...
燃料電池

中国の電動化政策が「燃料電池」に注目する理由とは?

中国がEVへの補助金を打ち切るようになり、中国の電動化政策の目線は燃料電池に向けられています。 燃料電池は、水素と酸素から発電し水しか出さない次世代技術で、トヨタ自動車やホンダ、ヒュンダイなどが燃料電池自動車を販売しています。 なぜ、いま中国は燃料電池に着目している...
自動車業界

2035年までに実用化・普及が期待される注目要素技術7選

近年、新技術の開発や研究が加速し、これらの技術が次々と市場に登場しています。 2013年にディープラーニングが登場した際には、グラフィックボードのNVIDIAが企業価値を伸ばしました。次世代技術への投資が評価され、企業評価が伸びる時代を迎えています。 筆者は自動車業...
次世代電池

フッ化物イオン電池とは?エネルギー密度は?実用化目途は?

フッ化物イオン電池とは、トヨタ自動車と京都大学が共同で開発している電池の一種であり、リチウムイオン電池に代わる新しいバッテリー技術のひとつとして注目されています。 フッ化物イオン電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して、より高い体積エネルギー密度を持ち、車載用途などの分...
技術者のキャリア

技術者が「経営の目線」をもって働くために、私がやっていること

技術者として働いていると、会社の経営に関して疎くなり、目の前の技術に没頭してしまいがちになります。私もそのタイプで、大企業のなかで技術の研究に没頭してきました。 一方で、なんとなく「いつかは会社の経営にも関わりたいなぁ」と考えており、そのために何をすればいいんだろう…と不...
リチウムイオン電池

CATLのCondensed battery(凝集態電池)は何が凄いのか?

CATLは2023年4月19日に上海モーターショーで最先端のバッテリー技術である「Condensed battery(凝縮型バッテリー,凝集態電池)」を発表しました。 このバッテリーは最大500Wh/kgのエネルギー密度を持つとされ、EVの航続距離の課題を解決することが期...
次世代電池

【図解】実用化が期待される次世代電池11選

世界での自動車の電動化が進んでいます。 EV用電池の主流派リチウムイオン電池ですが、エネルギー密度に限界があり、安全性の観点からも、次世代電池の実用化が期待されています。 本稿では、リチウムイオン電池の次に来ると期待される次世代電10選を紹介します。 ...
全固体電池

全固体ナトリウムイオン電池とは?従来電池とのエネルギー密度を比較

近年、環境問題や資源の枯渇、エネルギーの安定確保などが課題となっており、新しい二次電池の開発が注目されています。 その中でも、ナトリウム・鉄・リンなどの豊富な資源から製造される「全固体ナトリウムイオン電池」は、リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢として注目を集めています...
次世代電池

CATLのナトリウムイオン電池とは何が凄いのか。Liイオン電池、全固体電池と比較

CATL(ContemporaryAmperex Technology Co.、Limited)は、中国の寧徳に本社を置く世界的なエネルギーソリューション企業です。 CATLは車載用バッテリー市場の30%を獲得しており、リチウムイオン電池を、テスラやヒュンダイを含む世界中...
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