Montenegro Hasimoto

リチウムイオン電池

CATLの「Shenxing」急速充電バッテリーは何が凄いのか?

CATLは、Shenxing Superfast Charging Batteryを発表しました。名前の通り、急速充電を可能とするバッテリーで、2024年1〜3月期に発売、自動車メーカーに供給する予定です。 この電池の何が凄いのか、技術的な視点も踏まえて解説します。 ...
アジア

VinFast、IPO後の時価総額を見る。その値は企業価値に値するか?

ベトナムの新興自動車メーカー、VinFastが米国ナスダック市場に上場しました。時価総額は850億ドルとなり、フォード(480億ドル)やGM(460億ドル)を上回っています。 果たして、VinFastの将来性はフォードやGMを上回るものなのでしょうか。 今の...
全固体電池

ファクトリアルの全固体電池技術「FEST」とは何が凄いのか?

米国で全固体電池開発を行うファクトリアル(Factorial Energy)は、FESTと呼ばれる技術を開発し、各自動車メーカーと協業しながら全固体電池の実現を目指しています。 FESTとは何か、何がすごいのかについて、詳しく解説します。 ファクトリアルとは...
日本

【図解】日本の乗用車メーカー8社の状況を整理する

2023年時点での、日本の自動車メーカーの状況を整理します。 特に、乗用車に注目して、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、マツダ、スバル、三菱、ダイハツの売り上げ、利益規模や従業員数などを比較して、現在の日本の自動車メーカー各社の立ち位置をグラフで示していきます。 ...
全固体電池

ここ最近、全固体電池開発が注目・報道されている理由

リチウムイオン電池の電解液を固体としたものが、全固体電池です。新聞やニュースでも全固体電池が大きく取り上げられるようになっていますが、全固体電池開発がこの数か月で大きく進歩したわけではありません。 この記事では、なぜ全固体電池開発がここ数か月で大きく注目されるようになって...
テスラ

テスラも目をつけるStoreDotのシリコン負極は何が凄いのか?

電気自動車 (EV) の普及が急速に進む中、充電速度やバッテリーの寿命などの課題に対応するための新しい技術が求められています。イスラエルの企業 StoreDot が開発している「シリコン負極」を持ったリチウムイオン電池に注目が集まっています。 この記事では、StoreDo...
車載電池

EVE EnergyがBMWに供給する新型円筒バッテリー

近年、自動車産業は環境への配慮と電動化への移行に向けて大きな進化を遂げています。その中でもバッテリー技術の向上は特に注目されており、EVE Energy(イブ・エナジー)が提供する新型の円筒バッテリーが、BMWに供給されると噂されています。 この記事では、EVE Ener...
車載電池

中国CATLの「麒麟電池」とは何が凄いのか?メリットとデメリットを解説

中国の電池大手CATLは「麒麟電池」と呼ばれる技術を用いて、EVの航続距離を伸ばしています。 この記事では、「麒麟電池」とは何か、その技術のメリット・デメリットと、搭載されている車種について紹介します。 CATLとは CATL(Contempo...
リチウムイオン電池

サムスンSDIの全固体電池の特徴とEV電池事業

サムスンSDIは韓国の大手電機メーカーであり、リチウムイオン二次電池の分野で多くの成功を収めてきました。近年、電気自動車(EV)やエネルギー貯蔵システム(ESS)の需要が高まる中、サムスンSDIは全固体電池を含む高容量・高性能電池の開発に注力しています。 本記事では、サム...
車載電池

EV電池の搭載「Cell to Pack」と「Cell to Chassis」「Cell to Body」の違い

電気自動車(EV)の普及が始まっています。EVの核となるバッテリーは、エネルギー密度と安全性の向上を追求する中で新たな進化を遂げています。 本記事では、従来のセル・トゥ・パック(Cell to Pack:CTP)方式から、セル・トゥ・ボディ(Cell to Body:CT...
リチウムイオン電池

【最新】EV用リチウムイオン電池メーカーランキング

EVが本格的に普及していくなかで、リチウムイオン電池の担う役割は重要です。この記事では、EV用のリチウムイオン電池の世界シェアをランキング形式で紹介します。 また、シェア上位の企業の電池開発の戦略や、特有の技術についても触れていきます。 リチウムイオン電池の...
燃料電池

自動車メーカー各社の燃料電池(FCEV)の取り組みまとめ

自動車メーカーの燃料電池車(FCEV)への取り組みは、地球温暖化対策やエネルギー問題への対応として注目を集めています。日本・中国・韓国、そして欧州における主要な自動車メーカーの動向をまとめてみましょう。 トヨタ自動車 MIRAIを市販するなど、燃料電...
トヨタ

トヨタの最高益を素直に喜んではいけない理由

2023年第一四半期、トヨタは四半期利益として日本企業として初となる1兆円を達成し、営業利益が前年同期比94%増となるなど驚異的な業績を上げています。 しかしその一方で、トヨタの最高益を素直に喜んではいけない理由が存在します。 本記事では、トヨタの増益要因や業界環境...
車載電池

中国電池SVOLTの「ドラゴンアーマーバッテリー」のメリットとデメリット

中国電池メーカーのSVOLTは、2022年末に「ドラゴンアーマーバッテリー」という電池技術を披露しました。 本記事では、この電池技術について解説します。 SVOLTとは SVOLTは中国資本のバッテリーサプライヤーです。長城汽車の電池部門が分離...
燃料電池

【FCEV】燃料電池メーカー、研究開発で先行するメーカーは?

2020年には新型のMIRAIが発売されるなど、燃料電池と水素社会に対する期待は大きくなるばかりです。中国が燃料電池に本腰を入れていること、また企業の経営指標ともなっているカーボンニュートラルの観点からも、燃料電池の市場は今後も拡大することは間違いありません。 一方で、サ...
自動車業界

【図解】電動化の現状と予測をデータで見る

EV化の流れを読むためには、日本国だけでなく、世界の国と地域に視点を移して情報を得ていく必要があります。 この記事では、公的機関の発表している資料から、電動化の現状と将来を紐解きます。 世界の自動車販売台数 世界の主要市場の自動車販売台数を...
車載電池

バッテリーメタルとは?動向と見通しまとめ

近年、環境問題やエネルギー問題への取り組みが盛んになっており、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでいます。EVの航続距離を決める最も重要な部品がリチウムイオン電池であり、リチウムイオン電池の生産量がEV普及のボトルネックとなる、と噂される中、EVに用いる資源「バッテリーメタル...
全固体電池

技術者がおすすめする「全固体電池」関連の書籍・論文

全固体電池について学ぼうと思ったときに、どんな書籍を読めばいいのか悩ましい所です。 筆者も多くの書籍や論文を読んできましたが、全固体電池に関して「これだけ読めば万事OK」というような虎の巻は現状ありません。いくつかの書籍から、情報を集めていくのが良いと思います。 以...
車載電池

リチウムイオン電池に必要な「黒鉛」とは?今後の見通しも解説

EV用リチウムイオン電池の負極材料として、現在最も多く用いられれているのが黒鉛(グラファイト)です。 電動化の流れを受けて、リチウムイオン電池の需要が増加すると同時に必要な黒鉛量も増加し、現在各メーカーで黒鉛調達の安定化を進めています。 黒鉛とはどのようなものか、中...
全固体電池

LGエナジーソリューション(LGES)の全固体電池開発

韓国のLG化学から独立したLGエナジーソリューション(LGES)は、世界有数の車載電池サプライヤーです。 LGESは液系電池だけでなく、全固体電池の開発も進めています。 本記事では、LGESの最新技術である全固体電池について紹介します。 LGエナジーソ...
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