自動車業界

テスラ

テスラ「モデル3改良版」のバッテリー、変更はあるのか?

2023年9月1日に、テスラは多くの国々、特に日本や中国で、小型車「モデル3」の改良版の受注を開始したことを発表しました。 モデル3の変更点は内外装のデザインや空力性能の改善が挙げられますが、車載電池に関してはどうなのでしょうか。これまで発表された情報などから、変更の可能...
テスラ

テスラのEV電池の内製状況と、テスラ製4680セルの性能

テスラが市場での主導権を維持し続けるための一つの鍵が、電池技術の革新とその生産能力の強化です。これまでサプライヤーから電池を調達していたテスラは、競争力の源泉となる電池セルの内製化を始めています。 4680セルは、テスラが将来のEVの需要を満たすために内製戦略の中心として...
アジア

アジアが水素消費の中心地となる未来が来ている

エネルギーの未来は急速に近づいており、アジアは水素経済の形成に重要な役割を果たすと思われます。気候変動に対する世界的な懸念と持続可能なエネルギーソリューションの必要性が高まる中、水素は従来の化石燃料に代わる有望な選択肢として浮上しました。 この記事では、アジアが水素消費の...
アジア

タイのEVメーカーARUN PLUSが描く未来

タイの自動車産業は、東南アジア最大で、世界第10位の自動車生産国であり、「アジアのデトロイト」として知られています。タイにおいても、電動化の波は避けられず、新興EVメーカーもタイでの生産を始めています。 タイのEV業界の中でも、特に注目されるのが新興企業「ARUN PLU...
アジア

VinFast、IPO後の時価総額を見る。その値は企業価値に値するか?

ベトナムの新興自動車メーカー、VinFastが米国ナスダック市場に上場しました。時価総額は850億ドルとなり、フォード(480億ドル)やGM(460億ドル)を上回っています。 果たして、VinFastの将来性はフォードやGMを上回るものなのでしょうか。 今の...
日本

【図解】日本の乗用車メーカー8社の状況を整理する

2023年時点での、日本の自動車メーカーの状況を整理します。 特に、乗用車に注目して、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、マツダ、スバル、三菱、ダイハツの売り上げ、利益規模や従業員数などを比較して、現在の日本の自動車メーカー各社の立ち位置をグラフで示していきます。 ...
テスラ

テスラも目をつけるStoreDotのシリコン負極は何が凄いのか?

電気自動車 (EV) の普及が急速に進む中、充電速度やバッテリーの寿命などの課題に対応するための新しい技術が求められています。イスラエルの企業 StoreDot が開発している「シリコン負極」を持ったリチウムイオン電池に注目が集まっています。 この記事では、StoreDo...
トヨタ

トヨタの最高益を素直に喜んではいけない理由

2023年第一四半期、トヨタは四半期利益として日本企業として初となる1兆円を達成し、営業利益が前年同期比94%増となるなど驚異的な業績を上げています。 しかしその一方で、トヨタの最高益を素直に喜んではいけない理由が存在します。 本記事では、トヨタの増益要因や業界環境...
自動車業界

【図解】電動化の現状と予測をデータで見る

EV化の流れを読むためには、日本国だけでなく、世界の国と地域に視点を移して情報を得ていく必要があります。 この記事では、公的機関の発表している資料から、電動化の現状と将来を紐解きます。 世界の自動車販売台数 世界の主要市場の自動車販売台数を...
テスラ

トヨタもパクる、テスラのUnboxed Process(アンボックスドプロセス)とは何が凄いのか

テスラは、EVの製造・販売における業界の常識を塗り替え続けています。今後、テスラが実現する技術の中で最も注目すべきなのが、「unboxed process(アンボックスドプロセス)」です。 この記事では、従来の製造工程と比較しながら、unboxed processの特徴や...
アジア

インドの自動車シェアと今後の見通し

インドの経済成長が進んでいます。 それに伴い、インドでの自動車販売も成長しており、自動車メーカーにとって、インドは軽視できる市場ではなくなってきています。 本稿では、インドにおける現状の自動車のシェアと実態、今後の動向を解説します。 インドってどんな国...
トヨタ

トヨタのEV用次世代電池・全固体電池の方向性を考察する

トヨタ自動車は、TOYOTA TECHNICAL WORKSHOP 2023にて、将来EVに搭載するバッテリー技術の一部を開示しました。 当日の発表では、トヨタの技術の90%を開示すると豪語していたようですが、技術の革新の部分には触れず、表面的な目標が開示されています。 ...
中国

中国の脱炭素「3060目標」とは何か

中国政府は、2020年9月に習近平主席が「中国はCO2排出について30年までにピークに達し、60年までのカーボンニュートラル(排出実質ゼロ)実現を目指して努力する」と宣言しました。 この目標を「3060目標」と呼び、中国政府はエネルギー構造の変革を通じて実現を目指していま...
中国

中国市場のEV競争で日本が負けている現状を解説。勝つための方策はあるのか?

中国が、中国国内でのEV化戦略で成功を収めつつあります。 そのなかで、日本のOEMが中国市場でシェアを高めるためには、未曽有の困難に立ち向かわなければなりません。 本稿では、自動車産業に従事する私の目線から見た、日本のOEMが逆転勝利を収めるための戦略や勝機を考察し...
自動車業界

合成燃料とは何か?メリット・デメリットと実用化の目途

近年、環境問題とエネルギー安全保障の懸念から、持続可能なエネルギー源への需要が高まっています。その中で、合成燃料が注目を集めています。合成燃料は、二酸化炭素(CO2)と水素を組み合わせて作られる「人工的な原油」とも呼ばれる燃料です。 この記事では、合成燃料の定義や必要性、...
自動車業界

BYDの超低価格EV「Seagulll(シーガル)」を日本のOEMはどう見るか?

中国の自動車メーカーであるBYDは、約150万円のEV、Seagull(シーガル)を発売しました。その商品性は非常に高く、航続距離は300kmを超えます。 EVがガソリン車と同等の価格に至っており、日本のOEMは腕組みをしてみている場合ではなくなっています。 Sea...
自動車業界

2035年までに実用化・普及が期待される注目要素技術7選

近年、新技術の開発や研究が加速し、これらの技術が次々と市場に登場しています。 2013年にディープラーニングが登場した際には、グラフィックボードのNVIDIAが企業価値を伸ばしました。次世代技術への投資が評価され、企業評価が伸びる時代を迎えています。 筆者は自動車業...
リチウムイオン電池

CATLのCondensed battery(凝集態電池)は何が凄いのか?

CATLは2023年4月19日に上海モーターショーで最先端のバッテリー技術である「Condensed battery(凝縮型バッテリー,凝集態電池)」を発表しました。 このバッテリーは最大500Wh/kgのエネルギー密度を持つとされ、EVの航続距離の課題を解決することが期...
自動車業界

EV用電磁鋼板の市場シェアランキング

近年、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでおり、それに伴い、電磁鋼板やパワー半導体など関連技術の需要も高まっています。本稿では、電磁鋼板の急成長の背景と、電磁鋼板の主要なメーカーの世界シェアランキングを解説します。 電磁鋼板の主要メーカーとシェア ...
テスラ

テスラの大型蓄電システム「メガパック」の価格は?耐久性は?

テスラの開発する大型蓄電システム、メガパック。 テスラはメガパックの販売を開始して3年になりますが、多くの人はメガパックが何かを知りません。 この記事では、テスラのメガパックの詳細と、今後メガパックがどのような成長を遂げる可能性があるかを解説します。 ...
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