自動車業界

自動車業界

中国市場のEV競争で日本が負けている現状を解説。勝つための方策はあるのか?

中国が、中国国内でのEV化戦略で成功を収めつつあります。 そのなかで、日本のOEMが中国市場でシェアを高めるためには、未曽有の困難に立ち向かわなければなりません。 本稿では、自動車産業に従事する私の目線から見た、日本のOEMが逆転勝利を収めるための戦略や勝機を考察し...
自動車業界

合成燃料とは何か?メリット・デメリットと実用化の目途

近年、環境問題とエネルギー安全保障の懸念から、持続可能なエネルギー源への需要が高まっています。その中で、合成燃料が注目を集めています。合成燃料は、二酸化炭素(CO2)と水素を組み合わせて作られる「人工的な原油」とも呼ばれる燃料です。 この記事では、合成燃料の定義や必要性、...
車載電池

高エネルギー密度を実現するシリコン負極、いつ実用化されるのか?

リチウムイオン電池は、高いエネルギー密度と長い寿命を持ち、現代の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などに広く使用されています。 電池の性能を大幅に向上させるために、シリコンを活物質とする負極材料が研究されています。 シリコンは、理論比容量がグラファイトの10倍以上...
自動車業界

BYDの超低価格EV「Seagull」を日本のOEMはどう見るか?

中国の自動車メーカーであるBYDは、約150万円のEV、Seagull(シーガル)を発売しました。その商品性は非常に高く、航続距離は300kmを超えます。 EVがガソリン車と同等の価格に至っており、日本のOEMは腕組みをしてみている場合ではなくなっています。 Sea...
車載電池

チタンニオブ複合酸化物の負極って何が凄いの?

最近、電気自動車が急速に普及していますが、その一方で電池の充電時間が長いという問題が指摘されています。また、電池の寿命も重要な問題とされており、長寿命かつ急速充電性能に優れた電池が求められています。 このような課題を解決するため、研究開発が進められているのが、チタンニオブ...
著者おすすめ1

各国メーカー20社の全固体電池開発状況

全固体電池は、世界をはじめ、全世界で開発競争が激化しています。 全固体電池に関するNEDOプロジェクト「先進・革新蓄電池材料評価技術開発」の報告書から、全固体電池関連企業をピックアップし、その進捗を独自に調査した内容も含め、各社の開発状況を紹介します。 トヨ...
技術系読みもの

中国の電動化政策が「燃料電池」に注目する理由とは?

中国がEVへの補助金を打ち切るようになり、中国の電動化政策の目線は燃料電池に向けられています。 燃料電池は、水素と酸素から発電し水しか出さない次世代技術で、トヨタ自動車やホンダ、ヒュンダイなどが燃料電池自動車を販売しています。 なぜ、いま中国は燃料電池に着目している...
自動車業界

2035年までに実用化・普及が期待される注目要素技術6選

近年、新技術の開発や研究が加速し、これらの技術が次々と市場に登場しています。 2013年にディープラーニングが登場した際には、グラフィックボードのNVIDIAが企業価値を伸ばしました。次世代技術への投資が評価され、企業評価が伸びる時代を迎えています。 筆者は自動車業...
車載電池

フッ化物イオン電池とは?エネルギー密度は?実用化目途は?

フッ化物イオン電池とは、トヨタ自動車と京都大学が共同で開発した電池の一種であり、リチウムイオン電池に代わる新しいバッテリー技術のひとつとして注目されています。 フッ化物イオン電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して、より高い体積エネルギー密度を持ち、車載用途などの分野で...
技術系読みもの

CATLのCondensed battery(凝集態電池)は何が凄いのか?

CATLは2023年4月19日に上海モーターショーで最先端のバッテリー技術である「Condensed battery(凝縮型バッテリー,凝集態電池)」を発表しました。 このバッテリーは最大500Wh/kgのエネルギー密度を持つとされ、EVの航続距離の課題を解決することが期...
技術系読みもの

【図解】実用化が期待される次世代電池10選

世界での自動車の電動化が進んでいます。 EV用電池の主流派リチウムイオン電池ですが、エネルギー密度に限界があり、安全性の観点からも、次世代電池の実用化が期待されています。 本稿では、リチウムイオン電池の次に来ると期待される次世代電10選を紹介します。 ...
技術系読みもの

全固体ナトリウムイオン電池とは?従来電池とのエネルギー密度を比較

近年、環境問題や資源の枯渇、エネルギーの安定確保などが課題となっており、新しい二次電池の開発が注目されています。 その中でも、ナトリウム・鉄・リンなどの豊富な資源から製造される「全固体ナトリウムイオン電池」は、リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢として注目を集めています...
技術系読みもの

CATLのナトリウムイオン電池とは何が凄いのか。Liイオン電池、全固体電池と比較

CATL(ContemporaryAmperex Technology Co.、Limited)は、中国の寧徳に本社を置く世界的なエネルギーソリューション企業です。 CATLは車載用バッテリー市場の30%を獲得しており、リチウムイオン電池を、テスラやヒュンダイを含む世界中...
技術系読みもの

全樹脂電池の仕組みと技術を解説、エネルギー密度は?実用化目途は?

全樹脂電池とは、電池の電極やセパレーターに使用する材料に樹脂を使用することで、電池内部の金属部品を減らし、高い安全性と耐久性を持つ新しい電池技術です。 全樹脂電池は、現在のリチウムイオン電池と比較して、エネルギー密度が低く、まだ市場投入されていませんが、注目を集める分野の...
技術系読みもの

全固体リチウム硫黄電池とは?他電池との比較、開発するメーカーも紹介

近年、電気自動車やスマートフォンなど、様々なデバイスに使用されるリチウムイオン電池が注目されていますが、その次の世代の電池技術として、全固体電池が注目されています。 その中でも、全固体リチウム硫黄電池は、従来のリチウムイオン電池に比べて、より高いエネルギー密度や安全性が期...
技術系読みもの

電磁鋼板とEV:急成長の背景は?主要なメーカーは?

近年、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでおり、それに伴い、電磁鋼板やパワー半導体など関連技術の需要も高まっています。本記事では、電磁鋼板とEV市場の現状と展望を解説します。 電磁鋼板とは 電磁鋼板(OGINO SUPER CUTTERより) 電磁鋼...
技術系読みもの

リチウムイオン電池の原料”リチウム”生産の主要企業と、今後の価格推移

近年、環境問題やエネルギー問題への取り組みが盛んになっており、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでいます。 その中心となる技術がリチウムイオン電池であり、その原料であるリチウムの生産量に注目が集まっています。 これまで、リチウム材料はほぼ海外企業による生産に依存し...
技術系読みもの

テスラの大型蓄電システム「メガパック」の価格は?耐久性は?

テスラの開発する大型蓄電システム、メガパック。 テスラはメガパックの販売を開始して3年になりますが、多くの人はメガパックが何かを知りません。 この記事では、テスラのメガパックの詳細と、今後メガパックがどのような成長を遂げる可能性があるかを解説します。 ...
技術系読みもの

【図解】リチウムイオン電池ってどう設計するの? 高性能電池を作るための材料選択

リチウムイオン電池は、現代の多くの電子機器や電気自動車に欠かせないエネルギー源となっています。 この記事では、電極材料の理論容量やエネルギー密度の計算方法についても詳しく説明します。理論値と実際のエネルギー密度の違いがどのように発生しているのか、そしてそれに影響を与える要...
技術系読みもの

リチウム硫黄(LiS)電池、開発中のメーカーは?

現在、電気自動車の普及が進む中で、車載電池の高いエネルギー密度を実現するため、リチウム硫黄(LiS)電池の研究開発が注目されています。 リチウム硫黄電池は、リチウムイオン電池に比べて、より高いエネルギー密度を持ち、今後は長距離走行に適した電池として期待されています。 ...
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