EV

リチウムイオン電池

高エネルギー密度を実現するシリコン負極、いつ実用化されるのか?

リチウムイオン電池は、高いエネルギー密度と長い寿命を持ち、現代の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などに広く使用されています。 電池の性能を大幅に向上させるために、シリコンを活物質とする負極材料が研究されています。 シリコンは、理論比容量がグラファイトの10倍以上...
自動車業界

BYDの超低価格EV「Seagulll(シーガル)」を日本のOEMはどう見るか?

中国の自動車メーカーであるBYDは、約150万円のEV、Seagull(シーガル)を発売しました。その商品性は非常に高く、航続距離は300kmを超えます。 EVがガソリン車と同等の価格に至っており、日本のOEMは腕組みをしてみている場合ではなくなっています。 Sea...
自動車業界

2035年までに実用化・普及が期待される注目要素技術7選

近年、新技術の開発や研究が加速し、これらの技術が次々と市場に登場しています。 2013年にディープラーニングが登場した際には、グラフィックボードのNVIDIAが企業価値を伸ばしました。次世代技術への投資が評価され、企業評価が伸びる時代を迎えています。 筆者は自動車業...
次世代電池

フッ化物イオン電池とは?エネルギー密度は?実用化目途は?

フッ化物イオン電池とは、トヨタ自動車と京都大学が共同で開発している電池の一種であり、リチウムイオン電池に代わる新しいバッテリー技術のひとつとして注目されています。 フッ化物イオン電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して、より高い体積エネルギー密度を持ち、車載用途などの分...
リチウムイオン電池

CATLのCondensed battery(凝集態電池)は何が凄いのか?

CATLは2023年4月19日に上海モーターショーで最先端のバッテリー技術である「Condensed battery(凝縮型バッテリー,凝集態電池)」を発表しました。 このバッテリーは最大500Wh/kgのエネルギー密度を持つとされ、EVの航続距離の課題を解決することが期...
次世代電池

【図解】実用化が期待される次世代電池11選

世界での自動車の電動化が進んでいます。 EV用電池の主流派リチウムイオン電池ですが、エネルギー密度に限界があり、安全性の観点からも、次世代電池の実用化が期待されています。 本稿では、リチウムイオン電池の次に来ると期待される次世代電10選を紹介します。 ...
全固体電池

全固体ナトリウムイオン電池とは?従来電池とのエネルギー密度を比較

近年、環境問題や資源の枯渇、エネルギーの安定確保などが課題となっており、新しい二次電池の開発が注目されています。 その中でも、ナトリウム・鉄・リンなどの豊富な資源から製造される「全固体ナトリウムイオン電池」は、リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢として注目を集めています...
全固体電池

全固体リチウム硫黄電池とは?他電池との比較、開発するメーカーも紹介

近年、電気自動車やスマートフォンなど、様々なデバイスに使用されるリチウムイオン電池が注目されていますが、その次の世代の電池技術として、全固体電池が注目されています。 その中でも、全固体リチウム硫黄電池は、従来のリチウムイオン電池に比べて、より高いエネルギー密度や安全性が期...
自動車業界

EV用電磁鋼板の市場シェアランキング

近年、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでおり、それに伴い、電磁鋼板やパワー半導体など関連技術の需要も高まっています。本稿では、電磁鋼板の急成長の背景と、電磁鋼板の主要なメーカーの世界シェアランキングを解説します。 電磁鋼板の主要メーカーとシェア ...
次世代電池

【図解】リチウム空気電池の原理と開発動向、先行するメーカーは?

近年、リチウム空気電池はその高いエネルギー密度や安全性から、電気自動車や産業用途などで大きな注目を集めています。 本稿では、リチウム空気電池に関する特許出願状況を分析し、各企業の研究開発動向や課題、さらには今後の展望について詳しく解説していきます。これから電池の技術や市場...
全固体電池

ホンダの全固体電池の実力は?開発状況と特許出願推移

自動車業界では、電気自動車へのシフトが進む中、より効率的で安全性の高い電池技術の開発がますます重要になってきています。 そんな中、近年注目されている技術のひとつが全固体電池です。 世界有数の自動車メーカーであるホンダは、全固体電池の開発に積極的に取り組んでおり、この...
リチウムイオン電池

BYDやトヨタが採用するブレードバッテリーとは何か

BYDが開発するリチウムイオン電池に、ブレードバッテリーと呼ばれる技術が使われています。 ブレードバッテリーは、BYDが開発するLPF電池のエネルギー密度の低さを補うために、モジュールとしての無駄をそぎ落とした、スペース効率の良い電池、という位置づけです。 BYDの...
リチウムイオン電池

EV用バッテリーは”リサイクル”を前提とした設計が必要になる話

EV用バッテリーのリサイクルが必要となりつつあります。 バッテリーリサイクルが必要な理由と、リサイクルに向けてた実際の設計について紹介します。 なぜEV用電池のリサイクルが必要なのか 環境負荷の低減、資源の保護の観点から、車載電池のリサイクルが...
中国

CATLの電池交換ステーション EVOGO の実態は?

EVの充電時間の長さを解決する方法として、電池交換ステーションが流行り始めています。 特に中国で活発に開発が行われている電池交換ステーションについて、中国の電池大手のCATLがEVOGOというサービスを提供しています。 CATLとは CATL(...
自動車業界

VinFast(ビンファスト)は10年後も生き残ることができるか

ベトナム国産自動車メーカーVinfast(ビンファスト)。ベトナムの不動産を中心とした投資会社ビングループ(Vingroup)の子会社で、この4~5年間で急速にグローバルな存在感を確立しています。 本記事では、Vinfastの自動車技術と、その将来性について紹介します。 ...
自動車業界

自動運転車が普及すると、車が売れなくなる?

現在、各社がこぞって自動運転車の研究開発を続けています。 様々な課題はあるものの、自動運転がいずれ実現するという見方は強く、マッキンゼー社のレポートでは、自動運転は2020年代の前半から徐々に普及し、2030年時点で約15%、2040年には90%に達するとされています。 ...
中国

中国NIOのEVバッテリー交換ステーション技術とは。実態は?所要時間は?

中国の新興EV企業、NIO。 NIOは、バッテリー交換ステーションのサービスを提供しています。 充電する代わりに、電池をまるまる入れ替えようというシンプルな発想です。 NIOとは NIOは、中国の新興EVメーカーです。 中国版テスラ...
全固体電池

全固体電池開発研究開発の最前線で何が行われているのか

全固体電池が実用化に近い、と言われ続けて数年経ちます。2027年頃には車載電池として実用化されると報道されていますが、全固体電池開発の最前線で、具体的にどのような研究開発が行われているのか、イメージがつきにくいのも事実です。 本稿では、各種論文を引用しながら、全固体電池の...
燃料電池

燃料電池自動車(FCEV)が普及しない2つのシンプルな理由

水素で発電し走る燃料電池車(FCEV)、実際のところ普及するのだろうか。 FCEVの代表的車種であるMIRIAの新型が発表された当初、デザインが非常に魅力的で「これは!!」と期待に胸を膨らませた。航続距離も伸び、機能も充実、燃料電池自動車の普及が大きく進むのではないかと期...
全固体電池

プロロジウムテクノロジー(輝能科技)の全固体電池は何が凄いのか

台湾の全固体電池メーカー、プロロジウムテクノロジー(輝能科技)は、全固体電池開発を手掛けるベンチャー企業の一つです。 近年大規模な資金調達を実現し、新興自動車メーカーと手を組む、量産設備投資を行うなど成長著しい企業でもあります。 この記事では、ProLogium T...
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