2024年3月、Googleのアルゴリズムが改良され、検索順位が大きく変動しています。当サイトも例外ではなく、Google検索からの流入が大きく減少しました。
本稿では、Googleのアルゴリズム変化と、それに伴う個別の記事のアクセス変化も含めて紹介します。
アルゴリズムが変わった
「Google、ランキングアルゴリズム改善とスパムポリシー強化で検索結果向上を目指す」と報じられているように、Googleはアルゴリズムを改良し、Google検索で低品質コンテンツが検出されないように変更したようです。
スパムポリシーの更新で、低品質でオリジナルではないコンテンツを従来より効果的に検索結果から排除するようにする。具体的には、自動生成された大量のスパムコンテンツや、信頼できるWebサイトの評判を悪用するコンテンツ、有効期限の切れたドメインを購入し、悪用するコンテンツなどが対象になる。
本サイトも、3月前半ごろに導入されたアルゴリズムによりアクセスへの影響をモロに受けています。筆者は、3月10日の週にGoogleの検索アルゴリズムの変更があったと推測しています。
クリック数 | 順位 | |
---|---|---|
3月10日の週 | 471.43 | 13.54 位 |
3月10日の週 | 179.57 | 18.04 位 |
クリック数と順位の変化 | -72.4% | -4.5位 |
3月10日の週の前の平均検索順位は約13.54位で、平均クリック数は約471.43クリックでした。一方、3月10日の週以降の平均検索順位は約18.04に悪化し、平均クリック数も約179.57クリックに大幅に減少しています。
自分自身の勉強と覚え書きの意味も込めて更新しているのですが、検索順位やアクセス数が下がると、更新のモチベーションも下がります。数年間書き続けてきたのですが、お前のサイトは無価値なコンテンツであるとGoogleに言われているようで、なんだか悲しくなってきます。
アクセス数の減少が大きい記事
アクセス低下の大きい記事を並べました。いずれも50%近い低下率で、アクセスが半減しています。生成AIが広まる前に書いた記事も含まれています。
- 【2024年最新】全固体電池の開発 一番進んでるメーカーは? | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 839 → 新しい表示回数: 329 (差分: -510, 変化率: -60.79%)
- 【最新】EV用リチウムイオン電池メーカーランキング | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 463 → 新しい表示回数: 150 (差分: -313, 変化率: -67.60%)
- EV用電池の「セル」「モジュール」「パック」の違い | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 356 → 新しい表示回数: 233 (差分: -123, 変化率: -34.55%)
- 各国メーカー20社の全固体電池開発状況 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 349 → 新しい表示回数: 151 (差分: -198, 変化率: -56.73%)
- パナソニックの車載バッテリー戦略 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 323 → 新しい表示回数: 113 (差分: -210, 変化率: -65.02%)
- 【図解】電池セルの円筒、角形、パウチの特徴を比較 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 300 → 新しい表示回数: 200 (差分: -100, 変化率: -33.33%)
- 【図解】全固体電池はどのように製造されるのか?製造工程を紹介 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 289 → 新しい表示回数: 169 (差分: -120, 変化率: -41.52%)
- SiCパワー半導体の市場シェア企業ランキング | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 284 → 新しい表示回数: 87 (差分: -197, 変化率: -69.37%)
- 半導体「製造装置」シェアの企業ランキングTOP10 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 270 → 新しい表示回数: 30 (差分: -240, 変化率: -88.89%)
多くの記事に共通しているのは、検索順位の高い二次情報の記事である、という点です。いずれの記事も、読者が必要とする情報を調査し、分かりやすく解説していますがが、いずれも「一次情報でない」という点では、Googleのアルゴリズムに価値を下げられても致し方ない、と捉えることもできます。
アクセス数の減少が小さい記事
当サイトの記事は、Googleのアルゴリズム変更後、すべての個別記事のアクセス数が減少しています。一方で、現象の程度の少ない記事も一定数ありましたので、以下で紹介します。
- 大日本印刷(DNP)の電池用パウチは何が凄いのか | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 131 → 新しい表示回数: 126 (差分: -5, 変化率: -3.82%)
- テスラのギガキャスト技術のメリットとデメリット | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 151 → 新しい表示回数: 139 (差分: -12, 変化率: -7.95%)
- 【2023年版】ペロブスカイト型太陽電池の開発、先行するメーカーは? | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 98 → 新しい表示回数: 82 (差分: -16, 変化率: -16.33%)
- EV電池の搭載「Cell to Pack」と「Cell to Chassis」「Cell to Body」の違い | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 139 → 新しい表示回数: 118 (差分: -21, 変化率: -15.11%)
- リチウムイオン電池の三元系正極材(NMC)とは何か? | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 122 → 新しい表示回数: 91 (差分: -31, 変化率: -25.41%)
- 【図解】実用化が期待される次世代電池11選 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 89 → 新しい表示回数: 52 (差分: -37, 変化率: -41.57%)
- 計算用PC(ワークステーション)に必要なスペックは?おすすめ構成は?中古でも大丈夫? | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 120 → 新しい表示回数: 75 (差分: -45, 変化率: -37.50%)
- トヨタのバイポーラ型ニッケル水素電池は何が凄いのか、リチウムイオン電池・全固体電池と比較 | 橋本総研.com
- 元の表示回数: 231 → 新しい表示回数: 182 (差分: -49, 変化率: -21.21%)
共通点は難しいですが、もともと検索数の少ないニッチな記事はダメージが少ない印象です。検索順位の変動による影響が少ない、そもそも他に日本語で解説している記事がない、などかと考えます。
無価値かどうかはユーザが判断する
需要があり、価値のあるコンテンツを継続して発信・提供していれば、一時的な順位の低下はあっても、いずれは回復するものと考えます。もともとは筆者が調べたことをメモしておくためのサイトでもあるので、最悪Google検索からの流入が無くても、私さえ読めればそれでよい、と考えて更新は続けようと思います。
記事を読み直し、手直しを加えています
現在、記事をひとつひとつ読み直し、内容が明らかに低質な記事はリライト、再公開する取り組みを進めています。特に、ChatGPTによって出力された解説を貼り付けただけのような、人間味のない記事は修正を加えて再公開しています。
公開当時は、とりあえず書いて後で追記・修正しよう、という意識で出した記事でしたが、これがドメイン価値をさげることになるとは考えていませんでした。記事数を増やすこと、PVを伸ばすことに執着し、記事の品質を担保せずに、ChatGPTを使ってとにかく記事を量産することに熱中していました。
その結果、サイト全体の品質が下がり、Googleの評価が下がったものと考えています。反省です。2024年の4月中は、過去投稿の手直しに集中しようと思います。
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